良い顔写真(証明写真)をデジカメで撮るには、以下のような撮影のヒントがあります。

カメラはややズームをきかせて、被写体から離れて撮る

多くのデジカメは広角ぎみのレンズを使用していますので、被写体(顔)に近づきすぎると被写体(顔)が広がって写ってしまいます。鼻が大きくなったり、目と目の間隔が広がったりしてしまいます。

三脚と椅子を使う

  • カメラが固定されることで手ブレを防ぎ、また被写体との距離を一定に保つことが出来ます。
  • 背凭れのないイスの方が、姿勢が美しくなります。
  • 座った際、膝の上に白いもの(紙、ノート、ハンカチ等)をおいて撮影すると簡易レフ板になります。

光量の安定した明るい場所で撮影する

部屋に十分な明るさがあれば、低い感度(ISO)で撮影した方がきれいに仕上がります。(光は一部でなく、均一に当たるようにする)
部屋に差し込む外光は光の変化が大きいので避けましょう。

フラッシュを使って顔写真撮影する

部屋に十分な光が無い場合、あるいは、多くの証明写真を一定の撮影条件で撮る場合はフラッシュを使った人物撮影になります。
フラッシュ撮影にはいくつかのテクニックが必要です。

  • 一番簡単なのは、カメラ内蔵のストロボでフラッシュ撮影することです。ただし、これだと人物の背後に影ができてしまいます。その影を消すために影消し用のストロボを人物の背後に置き、背景の壁に向かってカメラを同時に発光させます。影を消すのと同時に背景を白く出来ます。
  • 影消し用のストロボは、カメラのストロボに同調して同時にフラッシュするものを選びます。ストロボは椅子の背にとりつけるか、ストロボ専用に小型三脚を準備します。ストロボの取り付け角度は人物の頭の後ろの壁を照射するようにします。(図1参照)
  • 正面からのフラッシュなのでメガネが反射してしまう場合があります。その時は人物のアゴをぐっと引いてもらい、メガネに角度をつけます。
  • 正面からのストロボなので、顔が平面的になってしまいますが、これはしかたがありません。あきらめてください。立体的な顔写真の撮影には斜めからの光が必要です。(図3、図4参照)
  • 影消し用のストロボを用意できない場合は、人物の頭を後ろの壁にぴったりとつけます。影が出来るだけ出ないようにします。しかし、男性の場合、耳の下にはどうしても少し影が出来てしまいます。髪の長い女性はほとんど問題ありません。(図2参照)
  • フラッシュを利用する際は、白色以外の壁や天井に反射させると、被写体がその反射光に染まってしまうことがあります。

本格的な証明写真撮影には

大型のストロボを1灯と反射板(レフ版)を使う。

ストロボの光はアンブレラで反射させ、ソフトな光にする。人物の正面45°。高さ30°にセットします。顔の反対側はレフ板で反射させやや弱い光が顔にあたるようにします。
影は人物の後ろ下へ落としてしまう。立体感のある証明写真のプロ級仕上がりです。

大型ストロボ2灯をつかう。

反射板の代わりにストロボを使います。
斜め45°、高さ30°のメインストロボと、カメラ背後に1灯、フロントストロボをセットします。斜めからの強い光と正面からのソフトな光をつくります。本格的なスタジオ撮影のような写真ができます。もちろん人物はやや斜めに構え、ポートレート撮影のようにしましょう。人物の表情にも気をつかいましょう。

服装

白っぽい色味だと顔だけが浮き上がってしまう場合がございます。肩のラインが見え、且つ背景と同化してしまわない濃い色目の服装が好ましいです。